D.A.ノーマン『人を賢くする道具 ─インタフェース・デザインの認知科学』
テクノロジーにはわれわれを賢くする可能性と愚かにする可能性がある
テクノロジーは計画されたものではなく、偶発的に発展してきた
認知科学者として、道具が知的能力を増強するにはどんな原則が必要かを議論したかったが、認知的能力の側が道具によって操られているのではないかという疑問が湧いて来た
人間の知の大部分はアーティファクトを作る能力から来ると主張している
人間はすぐ気が散る、文法どおりに話さない、感情が影響して意思決定が曇る
こうした特徴で捉えることが適切ではない
ハードサイエンス、ハードテクノロジー
精密で正確な測定に頼る
測定できるものだけを測定し他を無視する
限界がある
ソフトサイエンス、ソフトテクノロジー
観察や分類、主観による測定や評価に頼らねばならない
測定できないものを無視することは世界にとって重要な、本質的なことを無視することである、と信じる
二種類の認知
体感的認知
内省的認知
これらだけですべてを捉えているわけではないし、完全に独立なものでもない
三種類の学習
蓄積
調整
再構造化